【初心者必見】ドイツ語30年続けた先生に「上達の秘密」聞いてみた
ドイツ語を30年続けた大学教授が教える「上達の秘密」とは?
「ドイツ語を勉強し始めたけれど、なかなか上達を感じられない…」
「文法が難しすぎて挫折しそう…」
そんな悩みを持つ学習者の方も多いのではないでしょうか?
今回は、ドイツ語学習歴30年。現在は岩手大学でドイツ文学やドイツ語教育を専門とし、YouTubeでも発信されている川村和宏先生に、インタビュー!
30年続けて分かった「上達の核心」や、挫折を乗り越える秘訣について詳しくお聞きしました。
1. ドイツ語を始めたきっかけは「1冊の本」
川村先生がドイツ語に出会ったのは大学生の時。
ミヒャエル・エンデの本を読んだのがきっかけだったそうです。
「ドイツの作家や文化に興味を持ち、もっと深く知りたい」という純粋な好奇心から始まったドイツ語生活。今では教授として教鞭を執る先生ですが、最初の一歩は私たちと同じ「好き」という気持ちからでした。
30年という月日をどうやって継続してきたのか? 川村先生は、モチベーション維持の核心についてこう語ります。
「授業でも何でも、自分が面白いと思っていることを話す(学ぶ)のが一番大切」
学生を教える際も、先生自身がワクワクすることを共有することを一番大切にしているそうです。これは自習でも同じ。
「やらなければならない勉強」ではなく、「自分が興味のあるドイツのトピック」を常に中心に置くこと。それが、息長く続ける最大の秘訣です。
モモ: 時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にとりかえしてくれた女の子のふしぎな物語 (岩波少年少女の本 37)
ミヒャエル・エンデ作品集 (岩波少年文庫)
2. 「上達した!」と実感できるのはいつ?
「全然うまくならないな…」と感じる時期、ありますよね。
川村先生も、大学の4年間、そして大学院に進んでからの1〜2年は、なかなか手応えを感じられなかったと言います。
変化が訪れたのは、学習を始めて5〜6年経った頃。
「ドイツ語の文章がある程度、自分の力で読めるようになった」
この瞬間が、一番のレベルアップを感じたタイミングだったそうです。
「すぐに結果が出なくても、コツコツ続けること。ある時、急に視界が開ける瞬間が来る」
30年続けてきた先生の言葉には重みがあります。
3. 「文法」はやるべき? 効率的な勉強法
最近はAI翻訳も進化していますが、川村先生はあえて「文法をしっかりやること」を推奨しています。
目的別・おすすめの学習スタイル
専門的な勉強・読解を目指すなら:日本の伝統的な勉強法
日本の教科書スタイルで進めると、2〜3年で全文法を一通り終えることができます。これが実は一番効率的で、早く本が読めるようになります。現地で生活・会話を楽しみたいなら: CEFR(セファール)/ DaFスタイル
時間はかかりますが(10年単位になることも)、最初から会話に飛び込めるため、現地生活にはこちらが向いています。
「自分がどうなりたいか」によって、勉強の比重を変えるのが賢い戦略と言えそうです。
4. スピーキングとリスニングを伸ばす最短ルート
川村先生が断言するのは、「一番手っ取り早いのは、ドイツに行ってしまうこと」。
岩手大学の研修で、1年生の終わりにドイツへ行く学生たちは、帰国する頃には見違えるように話せるようになっているそうです。
また、リスニングについては「自分で発音できない音は聞き取れない」という原則があります。
ネイティブの友人を作ったり、音読を繰り返したりして、自分の口を動かすことが耳を鍛える近道になります。
5. 先生おすすめのドイツ文化(映画・音楽)
学習のモチベーション維持には、楽しむことも大切です。
映画: 『ベルリン・天使の詩』(Der Himmel über Berlin)
子供向け: 『wo wohnt der sandmann?』
(まずは子供向けの音声付きのものから始めるのもおすすめ!)音楽: クラシックやオペラ。
(特にドレスデンの「ゼンパー・オーパー」など、本場の歌劇場に足を運ぶと感動が違います。)
6. 挫折しそうなあなたへ。ドイツ語を学ぶ価値
「ドイツ語なんて役に立たない」という声を聞くこともあるかもしれません。
しかし、川村先生はこう締めくくります。
「ドイツ人は日本に対して非常に好意的です。歴史的にも似た部分があり、お互いにリスペクトがあります。そんな親日的な国の人々と仲良くなれるのは、人生において大きな財産です」
現在は円安の影響もあり、ドイツで働くことが経済的なメリットに繋がる時代でもあります。
長い目で見て、ドイツ語を学ぶことは楽しさだけでなく、確かな価値があるのです。
【挫折ポイントを突破するヒント】
文法の壁: 格変化や形容詞の語尾変化で心が折れそうになったら、動画などを活用して「何度でも基礎に立ち返る」こと。
実力不足を感じたら: ヨーロッパの学習基準(CEFR)に沿った勉強は着実ですが、実力を実感するまでに時間がかかることもあります。「思い切って一度ドイツへ行く」ことで、強制的に成功体験を作るのも一つの手です。
まとめ:上達の秘密は「目的」と「継続」
文法はAI時代の「チェック能力」として必須。
停滞期(4〜5年)を抜ければ、読める喜びが待っている。
チャンスがあれば現地へ。スピーキングが劇的に伸びる。
4. 親日的なドイツの人々と繋がれる喜びを忘れない。
「もっと詳しく文法を学びたい!」という方は、川村先生のYouTubeチャンネルでも分かりやすい解説動画が公開されています。
ぜひチェックして、ドイツ語学習に役立ててください!!