ドイツ語単語|果物の名前まとめ(ネイティブ発音つき

こんにちは!ドイツ語を学び始めると、まず最初に覚えたいのが日常会話でよく使う単語ですよね。

その中でも「食べ物」、特に「果物(Obst)」の名前は、スーパーでの買い物やカフェ、友人との朝食など、生活のあらゆる場面で登場します。

 

今回は、ドイツ語の果物の名前を網羅的に解説します。単に単語を並べるだけでなく、ドイツ語特有の「冠詞(der/die/das)」の覚え方や、複数形、さらにはドイツの果物文化についても深く掘り下げていきます。

 

この記事を読み終わる頃には、ドイツの市場(Wochenmarkt)で堂々と「これをお願いします!」と言えるようになっているはずです。

1. ドイツ語の「果物」の基本:Obst と Frucht

まず、日本語の「果物」にあたるドイツ語には 「Obst(オプスト)」 という言葉があります。

これは集合的な名詞で、通常は単数形で使われます。

一方で、植物学的な意味での果実や、比喩的な「成果」を指す場合には 「Frucht(フルフト)」 という言葉が使われます。

日常会話で「果物を食べる」と言うときは、まず 「Obst」 を覚えましょう。

ドイツ語の単語学習で最も大切なのは、「名詞+冠詞」をセットで覚えることです。

果物の名前の多くは女性名詞(die)ですが、男性名詞(der)も混ざっています。

一つずつ丁寧に見ていきましょう。

2. 【徹底解説】ドイツ語の果物リスト

詳しく解説していきます。

 

① 柑橘類(Zitrusfrüchte)

ドイツの冬は長く暗いですが、その時期に欠かせないのがビタミン豊富な柑橘類です。

  • Die Orange(ディー・オランジェ):オレンジ。英語と綴りは同じですが、発音が異なります。最後が「ジェ」に近い音になるのがドイツ語らしいポイントです。

  • Die Zitrone(ディー・ツィトローネ):レモン。ドイツ語の「Z」は「ツ」と発音します。

  • Die Limette(ディー・リメッテ):ライム。カクテルの「カイピリーニャ」が人気のドイツでは、スーパーでもよく見かけます。

  • Die Mandarine(ディー・マンダリーネ):マンダリンオレンジ(みかん)。ドイツでは冬の風物詩で、クリスマスの時期には欠かせません。

 

② トロピカルフルーツ(Exotische Früchte)

ドイツで「エキゾチック(Exotisch)」と呼ばれる、南国系の果物です。

  • Die Banane(ディー・バナーネ):バナナ。

  • Die Avocado(ディー・アボカド):アボカド。

  • Die Kiwi(ディー・キーヴィ):キウイ。

  • Die Mango(ディー・マンゴー):マンゴー。

  • Die Ananas(ディー・アナナス):パイナップル。日本語のパインではなく、ラテン語由来の「アナナス」です。

  • Die Kokosnuss(ディー・コーコスヌス):ココナッツ。「Nuss(ナッツ)」が女性名詞なので、複合語のこれも女性名詞になります。

 

③ ブドウとベリー類(Trauben und Beeren)

ドイツ人はベリー類が大好きです。夏になると森へ摘みに行く人もいるほどです。

  • Die Trauben(ディー・トラウベン):ブドウ。通常、一粒ではなく房で買うので、複数形の「Trauben」で覚えるのが実践的です(単数形は Die Traube)。

  • Die Erdbeere(ディー・エールトベーレ):いちご。「Erde(地面)」+「Beere(ベリー)」で、地面のベリーという意味です。

  • Die Blaubeere(ディー・ブラウベーレ):ブルーベリー。「Blau(青)」+ベリー。

  • Die Himbeere(ディー・ヒムベーレ):ラズベリー。

  • Die Brombeere(ディー・ブロムベーレ):ブラックベリー。

ヒント: 「〜beere」で終わる単語は、すべて女性名詞(die)です。これを知っておくだけで、冠詞で迷うことがなくなります!

 

④ 石果(核果)類(Steinobst)

中央に大きな種がある果物たちです。

  • Die Kirsche(ディー・キルシェ):さくらんぼ。ドイツの初夏の楽しみです。

  • Der Pfirsich(デァ・プフィールズィッヒ):桃。ここで注意!桃は男性名詞(der)です。「P」と「f」を同時に発音するドイツ語特有の音が難しいですが、練習してみましょう。

  • Die Pflaume(ディー・プフラウメ):プラム(すもも)。ドイツではケーキ(Pflaumenkuchen)によく使われます。

  • Die Aprikose(ディー・アプリコーゼ):アプリコット。

 

⑤ メロン類(Melonen)

  • Die Melone(ディー・メローネ):メロン。

  • Die Wassermelone(ディー・ヴァッサーメローネ):スイカ。文字通り「水(Wasser)」のメロンです。

 

⑥ リンゴとナシ(Kernobst)

ドイツの果物界の王様といえば、やはりリンゴです。

  • Der Granatapfel(デァ・グラナートアプフェル):ザクロ。直訳すると「火薬(弾丸)のリンゴ」のような意味。

  • Der Apfel(デァ・アプフェル):リンゴ。これも男性名詞(der)です。ドイツには何百種類ものリンゴがあり、酸味の強いものから甘いものまで非常に豊かです。

  • Die Birne(ディー・ビルネ):洋梨。

  • Die Kaki(ディー・カキ):柿。日本語の「カキ」がそのままドイツ語になっています。

 

3. ジュースの名前もマスターしよう

果物の名前を覚えたら、次は飲み物です。ドイツは「ジュース(Saft)」の種類も非常に豊富です。

  • Apfelsaft(アプフェルザフト):リンゴジュース。

  • Orangensaft(オランジェンザフト):オレンジジュース。

  • Multivitaminsaft(マルチヴィタミンザフト):多種類の果物が混ざったジュース。ドイツでは非常に一般的です。

ドイツ語では、果物の名詞の語尾に少し変化を加えて「Saft」をくっつけるだけでジュースの名前になります。
例:Apfel + Saft = Apfelsaft
例:Orange + n + Saft = Orangensaft

このように、単語は組み合わさって新しい言葉を作ります。一つの単語を覚えることが、二つ、三つの単語を理解する足がかりになるのです。

 

4. ドイツ語の冠詞を覚えるコツ

ドイツ語学習者の最大の悩みは「der / die / das」の使い分けですよね。

果物に関しては、実はかなり強力なルールがあります。

  1. 圧倒的に「die(女性名詞)」が多い
    リストを見ても分かる通り、果物の多くは die です。迷ったら die と言えば、8割くらいの確率で正解します。

  2. 「〜e」で終わるものは「die」
    Orange, Zitrone, Banane, Birne など、語尾が e で終わる果物はほぼ女性名詞です。

  3. 「〜beere」はすべて「die」
    Erdbeere, Blaubeere など。

  4. 例外の「der(男性名詞)」を優先的に覚える
    実は男性名詞の果物は少ないので、例外として覚える方が効率的です。

    • Der Apfel(リンゴ)

    • Der Pfirsich(桃)

    • Der Granatapfel(ザクロ)

    • Der Rhabarber(ルバーブ ※野菜として扱われることが多いですが)

5. ドイツの市場(Wochenmarkt)で使ってみよう!

単語を覚えたら、実際に使うシーンをイメージしてみましょう。

ドイツでは週に数回、街の広場で「Wochenmarkt(ヴォッヘンマルクト)」という市場が開かれます。

店員さんとのやり取り例:

店員: "Bitte schön? (次の方、どうぞ?)"

あなた: "Ich hätte gerne ein Kilo Äpfel, bitte. (リンゴを1キロください。)"

※Apfel の複数形は Äpfel(エプフェル)になります。

あなた: "Und eine Melone, bitte. (それと、メロンを1玉ください。)"

店員: "Sonst noch etwas? (他には何かありますか?)"

あなた: "Nein, das ist alles. Danke! (いいえ、以上です。ありがとう!)"

 

ドイツの市場では、スーパーと違って自分で袋に詰めるのではなく、店員さんに欲しい分量を伝えて取ってもらうスタイルが多いです。

「1キロ(ein Kilo)」や「500グラム(fünfhundert Gramm)」といった単位も一緒に覚えておくと便利です。

6. ドイツの「旬」を楽しむ:果物のカレンダー

ドイツ人は季節感を大切にします。特定の時期にしか出回らない果物を楽しむのがドイツ流です。

  • 5月〜6月:Erdbeersaison(いちごの季節)
    この時期になると、街中に「いちごの形をした販売小屋」が現れます。農家直送の新鮮ないちごは、甘みが強くて絶品です。

  • 7月〜8月:Kirschen und Beeren(さくらんぼとベリー)
    初夏にはさくらんぼ、夏本番にはブルーベリーやラズベリーが旬を迎えます。

  • 9月〜10月:Äpfel und Pflaumen(リンゴとプラム)
    秋は収穫の季節。プラムを使った「Pflaumenkuchen(プラムケーキ)」は、ドイツの秋の定番おやつです。

7. 果物を使ったドイツ語の慣用句

せっかくなので、果物に関連した面白いドイツ語の表現を一つ紹介します。

"In den sauren Apfel beißen"
(酸っぱいリンゴをかじる)

これは、「気が進まないけれども、やらなければならないことを我慢してやる(苦渋の決断をする)」という意味です。

日本語の「渋々承知する」や「苦肉の策」に近いニュアンスですね。リンゴが大好きなドイツ人らしい表現です。

8. 学習のアドバイス:五感を使って覚えよう

単語を3,000字読んでも、ただ眺めているだけでは忘れてしまいます。

効果的な覚え方を紹介します。

  1. 写真や実物を見る
    スーパーに行ったとき、値札を見てください。そこには必ず「Der Apfel」や「Die Zitrone」と書かれています。視覚情報とセットで覚えましょう。

  2. 声に出して発音する
    今回紹介したカタカナ発音を参考に、何度も口に出してみてください。特に Pfirsich の Pf や、Zitrone の Z はドイツ語らしい音なので、練習に最適です。

  3. 冷蔵庫にラベルを貼る
    家にある果物に、冠詞付きの単語を書いた付箋を貼ってみましょう。冷蔵庫を開けるたびに「Die Banane」と目に飛び込んでくるので、自然と脳に定着します。

さいごに

ドイツ語の果物、意外と覚えやすいと思いませんか?
英語と似ているもの(Banane, Mango)もあれば、日本語から行ったもの(Kaki)、そしてドイツ語独自の成り立ちを持つもの(Erdbeere, Granatapfel)など、言葉の背景を知るともっと楽しくなります。

ドイツのスーパーや市場は、まさに語学の宝庫です。

ぜひ今回覚えた単語を胸に、果物コーナーを覗いてみてください。

色鮮やかな果物たちと一緒に、皆さんのドイツ語の世界がもっと豊かになることを願っています。

Maxie Pickert

【講師紹介】Pickert Maxie(ピカット マキシー)

ボン大学、早稲田大学院卒業。14歳の時にドイツ語に訳された村上春樹の小説に出会い、日本に憧れる。16歳で、埼玉県の高校の1年間の交換留学プログラムを利用して初来日し、早稲田大学・大学院で日本語の勉強を継続。日本でドイツ語を勉強している人を手伝いたいという思いから、YouTubeチャンネルやTwitterを通じて定期的にドイツ・ドイツ語に関する情報発信している。

日本語能力試験1級 TOEIC 890

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