ドイツ語を勉強する理由

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Guten Tag! Wie geht es Ihnen?

こんにちは。いかがお過ごしでしょうか。夏の暑さも過ぎ去り、過ごしやすい季節になってきました。食欲の秋・芸術の秋、そしてドイツ語の秋!ということで、今日はドイツ語についてお話ししたいと思います。

1)これだけは言えること!

2)自己紹介・ドイツ語を勉強する理由

3)ドイツ語のレベル・勉強してきた経緯

4)ドイツ語でドイツ語を勉強するメリット・デメリット


  1. これだけは言えること!

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いきなりですが・・・この記事を読んでくださっている方は、少なからずドイツやドイツ語に興味をお持ちなのではないでしょうか。またはドイツ語を習っているけど、難しくて思うように・・・そう思われているのではないかと思います。

英語と違い、格変化も動詞の変化も多く簡単とはとても言えませんが、大事なのは使っていくこと!そして私が勉強してきて思う大事なことは、ドイツ人に習うこと!です。

ドイツ人の生の発音を聞くこと、言い回しを習うこと、これらは上達の近道です。そして、日本の文法至上主義で勉強していても、ドイツ人と話せるようにはなりません。

もちろん、始めたばかりの人には「ドイツ語をドイツ語で習うのは内容の理解できない・・・」「ドイツ人に習うのは不安・・・」こう思われる方もいらっしゃると思います。

そんな方こそ、マキシー先生に習ってください!マキシー先生はドイツ育ちのドイツ人、そして日本語もペラペラです。分からないところは日本語でも説明してもらえます。(少し関西弁でも話してもらえるかも!)習わないと損ですよ!



2)自己紹介・ドイツ語を勉強する理由

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私はライターのMariです。現在ドイツ・ハンブルクで音楽の勉強をしています。皆さん、ハンブルクについてどんなイメージをお持ちでしょうか。ハンブルクはハンバーガーの語源になったと言われており、ドイツ第2の都市です。港湾都市で雰囲気は神戸に似ているでしょうか。ビートルズが世界的デビューをする前に2年ほど歌っていたことでも有名です。今はエルプフィルハーモニーという建物がハンブルクの象徴にもなっています。

私はドイツで音楽の勉強をしたかったので、ドイツ語をドイツに来る約半年前から始めました。授業は全部ドイツ語なので、勉強せざるを得なかった、というのが大きな理由ではありますが、ドイツ人とドイツ語でとにかく色んな話がしたい!その一心でここまで勉強してきました。英語が話せたらいいじゃないか・・・そういう声も聞きます。ですが、ドイツ人でも英語が話せない人はいます。私も今までそういう方に何人か出会って非常に困りました。私がドイツ語話せたらな・・・そう思ってきました。だから、ドイツに行かれる際には少しでもドイツ語を勉強してから行かれることをオススメします。

3)ドイツ語のレベル・勉強してきた経緯

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ドイツ語レベルA1、A2・・・という言葉を聞かれたことがあるかと思います。これはCEFRというヨーロッパでの言語共通評価基準のことで、AからCに向かって難易度が上がります。A1→A2→B1→B2→C1→C2の6段階になっており、Aが初級者、Bが中級者、Cが上級者とされています。詳細は以下の通りです。

A1

日常生活の場面で短く簡単なドイツ語表現が理解でき、自分でも言える。

A2

毎日の生活で頻繁に使われる言葉や表現に慣れ、仕事や家族や故郷など、自分に関する事や日常的で具体的な生活に関することがドイツ語でコミュニケーションできる。

B1

明瞭な通常のドイツ語であれば、仕事や趣味や生活など日常的な事柄についてのドイツ語の発言や文章が理解できる。自分に身近なテーマについて意見を述べたり、その論拠を説明できる。

B2

抽象的で複雑なドイツ語で表現されても、その趣旨が理解できる。広い範囲にわたって明確に意見と情報が交換でき、ドイツ語を母国語とする人との間で、相互に困難を感じずに自然な会話が成立する。

C1

高度なドイツ語表現や長い文章が理解でき、またその言外のニュアンスも感じ取れる。ドイツ人社会で職業についたり大学で学んだりするのに必要十分な語彙と表現を使いこなし、複雑で微妙な内容を正確なドイツ語で表現できる。

C2

社会生活上、不自由なく全てのことに対応できる。様々な分野の多様なテーマに関して、読む、書く、話す、聞くことが困難なくでき、また、ニュアンスにとんだ自然なドイツ語を正確に使うことができる。

私は2018年6月にドイツ語を習い始めました。それまでに何度かドイツへ短期留学をし、その時にドイツ語を何も話せず、英語が通じない場面で非常に困りました。約1年後に長期留学をしたいと考えたので、このまま何もしないままドイツに行くのでは困る、と思ったのが習い始めたきっかけです。その頃は仕事をしながらだったので、週1回レッスンに通うのがやっと、2019年2月に何とかA1.1が終わったのでした。予定より早く、2019年3月末には長期留学に向かうことになっていたので、慌てて2019年3月、出発する2日程前までインテンシブコースに通いA1.2を終え、やっとのことでA1だけ終えてハンブルクに向かいました。

ハンブルクに着いて住むとなると、沢山やらないといけない手続きなどに追われました。簡単なやり取りでさえ何も話せない・・・ホームシックにもなりました。

そんな時、音楽院に通う傍ら、街のドイツ語インテンシブコースに通い始めました。ドイツ人の先生、受付の人もドイツ人、周りに日本人がいない・・・A2.1コースから始めましたが、このドイツ語を話すしかない環境は自分を強くしてくれました。希望することは話さないと伝わらない、クラスメートと友達になるにもドイツ語を話すしかない、この環境に身を置いたことはドイツ語を勉強する上で非常に良かったです。もちろん、他のクラスメートは英語がペラペラです。でもドイツ語でやり取りしようというとドイツ語で話してくれ、毎日のドイツ語クラスでしたが楽しく勉強できました。

A2.2コースは音楽院で習っていたので、並行して街の語学学校ではB1.1コースを終え、夏休みで一度帰国しました。7月の1か月は日本にいてあまりドイツ語を勉強しなかったので、8月にハンブルクに戻った時には、ドイツ語はまた逆戻りしていました。聞く・話す能力を伸ばすのにドイツ語に触れる環境というのは本当に大事だと痛感しました。

そこからまた街の語学学校に戻り、B1.2コースを終え、 B2と続けて習っていきました。B2の壁は非常に高く、読む・話す・聞く・書く、この全てがB1までより遥かに難しくなりました。語学学校のクラスメートもインドや中国のアジア系からオランダやスイスやイタリアなどのヨーロッパ系に変わっていったのもこのレベルからでした。母国語がアルファベットで男性名詞や女性名詞などあって、ドイツ語と似た言語を話すヨーロッパ出身のクラスメートを見ると、日本語話者のハンデしか感じない日々でしたが、クラスメートや先生と少しずつ言いたいことが自由に言えるようになるのがとても嬉しかったです。

B2試験も無事に合格し、今はC1の勉強に格闘しています。毎日、ドイツ語はどうしてこんなにややこしいんだろう・・・と思っています!それでも、ドイツ語で新聞や本、色んな話が読める楽しみは格別です!

4)ドイツ語でドイツ語を勉強するメリット・デメリット

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これは初めにも書いたのですが、ドイツ語でドイツ語を勉強できる環境があるなら、ドイツ人に習うべきです。もしくは、ドイツで出版されたテキストで勉強するのがいいと思います。日本のテキストは早くにder des dem denと覚えさせますね。でもこれ・・・いつ、どのように使うか分かって覚えていますか?これは私もドイツ語でドイツ語を勉強して驚いたのですが、ドイツで作られたテキストでは2格(Genitiv)desはB1.1まで出てこないのです。使わなくても話せるからです。大事な文法ではありますが、こうして使う中で覚えていく、それをドイツ人に習う・・・そうしていれば、私はドイツに来て約1年でC1に到達することができました。効率よく勉強できる、これは1番のメリットだと思います。

デメリットは・・・ないのですが強いて言うならば、初級者のうちは、分からないことをドイツ語で質問してドイツ語で答えられても理解ができないこともある、ということです。でもその点は、日本語で書かれた参考書を読んだり、インターネットでその文法を見付けることで理解ができるし、よっぽどメリットの方が多いと思います。

ですから、ぜひ、マキシー先生に習うことをオススメします!ドイツ語のみならず、ドイツの文化も習えてとても楽しい時間になりますよ!

ライター:Mari

神戸近郊出身、2019年3月末よりハンブルクに音楽留学中。幼い頃からドイツに留学すると決めていたので、ハンブルクでの留学生活が叶ってとても嬉しいです!美味しい日本食が恋しいことも多々ありますが、ドイツ生活を満喫中。

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